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全仏オープンテニス2017~錦織圭選手VSアンディー・マレー選手 勝敗のカギは何か~

本日はあなたも寝不足ですね。

 

昨日の全仏オープンテニス準々決勝

錦織圭選手VSアンディー・マレー選手の熱い熱い戦い

 

セットカウント3-1で

マレー選手が勝利しました。

 

多くの方が観ていたと思います。

 

 

第一セットを観たら

錦織選手今回の全仏は優勝も夢ではない!

 

 

と、多くの方が思ったはずです。

 

 

もちろん第二セット以降で

マレー選手のサービスが段々確率も上がり

 

第一セットのまではいかないことは

誰しも想像していたことではありますが

 

 

錦織選手としては

第二セットの立ち上がりで有利に試合を進める事が

 

 

始めの山場となりました。

 

 

お互いサービスをキープして迎えた

第3ゲーム

 

 

先にブレイクをしたい錦織選手に

チャンスが訪れます。

 

 

3ゲーム目のデュースで

マレー選手がサービスのタイムバイオレーションにより

セカンドサーブとなった場面

 

 

マレー選手は苛立ちを審判にぶつけます。

 

 

この流れは最高にチャンスです。

 

 

このポイントを取ろうものなら

マレー選手の苛立ちは最高潮に達します。

 

 

結果は

マレー選手のセカンドサーブ

錦織選手のリターンがアウトしてしまいます。

 

 

ここでマレー選手はフラストレーションを

自分を鼓舞するいい方向に発散できたのです。

 

 

テニスでも少し怒り気味の方が集中力が高い選手がいます。

 

マレー選手もその口ですね。

 

 

 

この第3ゲームは

しょうがないとして

 

 

一つのポイントで

大きく流れが変わる事はもちろんありますが

 

 

人が0から急に100に変わることはありません。

 

 

その後もマレー選手のエラーはありましたが

それ以上に錦織選手が崩れていきました。

 

 

今回のブログのテーマは

 

 

この急に崩れた部分に焦点を当てたいと思います。

 

 

■格上の選手との闘い

 

あなたは格上の選手に勝ったことはありますか?

 

または格下の選手に負けた事はありますか?

 

 

よく聞く言葉に

●ダメもとでのノンプレッシャーの試合と言う言葉があります。

 

これは、格下の選手が格上の選手に

怖いものがないという状態でいいプレーをする時のセリフです。

 

これをやられた時に

格上の選手は

 

●この人に私は負けるはずがない

と、強く思ってしまうと腕が縮こまり、全く委縮したテニスで

エラーの連続で相手にゲームを与え続けてしまいます。

 

 

その際に

今度は反対に格下の選手が

 

●このまま勝てるかも

と、思ってしまうと

 

逆に勝ちビビりと言われる状態となり

 

同じ状態ならば

実力のある選手が有利になり

一度落ち着かれると二度と崩れてくれずに

逆転勝ちとなります。

 

 

どうすればいいのか?

 

では、お互いに格上・格下の選手と対戦するときに

どういったメンタルの状態をキープするべきなのでしょうか。

 

先ず格上の選手は

 

●相手が格下の場合でも

決して格下と思わない事

 

相手が強い。と思いこむわけではありません。

 

 

格下に考えてしまうと

ボールが返ってこないはず。と思ってしまいます。

 

ボールは絶対返ってくる。

と言う気を緩めない事が大切です。

 

 

その状態を

何ゲームか続けて

 

 

相手が絶好調や失うものがない状態でのプレーに

エラーが積み重なってくると

 

 

相手の頭の中に

【やっぱり勝てないな】と言う気持ちが出てきます。

 

 

この気持ちが相手に出てきたら

集中力が切れた証拠ですので

試合はこちらに有利に進んでいきます。

 

 

この瞬間相手からは

【あなたの姿が強大な格上選手に写るのです】

 

これが強い人オーラですね。

 

 

格下が格上に勝つには

 

では格下の選手から

格上の選手に勝つためにはどうすればいいのか

 

 

一番のチャンスは相手に

この状態に入ってもらう事です。

 

●この人に私は負けるはずがない

と、強く思ってしまうと腕が縮こまり、全く委縮したテニスで

エラーの連続で相手にゲームを与え続けてしまいます。

 

 

この状態までこちらのエラーをとにかく減らし

エラーをなくすことだけを目指します。

 

 

ポイントを取ったら

声を出し。相手に苛立ちや焦りと言う

メンタル的プレッシャーをかけていきます。

 

 

相手が一発エースで

力を立証してこようとすればチャンスです。

 

 

そこをしのげば

相手のフラストレーションは最高潮になります。

 

 

そして!

こちらが【勝てるかも】と言う状態になったら集中です。

 

 

いつ復活するかわからないから

このままこのままと言い聞かせて下さい。

 

 

自分の中で

●勝てるかも

と言う言葉が出てこないように

 

 

自分の中で自分が変わらないように

 

 

チャンスまでひたすらキープします。

 

 

そして

ゲームポイントやマッチポイントでは

果敢に攻めていきましょう。

 

 

格上の選手に対して

ミスでポイントを待っても取れません。

 

 

チャンスは攻めることで勝利が手に入ります。

 

 

格下が格上に勝つには

 

●自分を変えない気持ちを見つける事

●チャンスは攻める事です。

 

 

錦織選手はどうすれば良かったのか?

 

私の見解では

 

プロの世界には

格上格下はもちろんありますが

 

ランキングが大きく離れていないと

ほぼないと思っています。

 

調子がものすごくいい選手は

その日は神がかったようなプレーもあるためです。

 

 

では錦織選手の

2セット目はどうだったのでしょうか?

 

 

1セット目の自分が

本来の自分だと思えたのでしょうか?

 

 

頭の中で

この1セット目が自分ではないような

信じられないプレーだったと、思ってしまったら

どうでしょうか?

 

 

このプレーを

フェデラーやナダルがプレーしたならば

全世界の人たちが『さすが!』と思うはずです。

 

 

マレーでさえも『厳しいな・・・』と、思うはずです。

 

 

それを

錦織選手本人はどう思ったのでしょうか?

 

 

 

ここに頭と現実のギャップがあると

現実は変わってしまいます。

 

 

 

錦織選手がここで

フェデラー選手やナダル選手のように

 

 

【あたりまえ】と思えていないと

 

 

現実は一気にそのイメージに

戻ってしまいます。

 

 

【圭はあのままではまだ勝てない】と

ビッグ4に言われる理由がそこにあります。

 

 

1セット目を見て

実力は間違いなく優勝出来る実力があります。

 

 

もう一歩足りないものは

 

 

【オーラ】ですね。

 

 

これを

何だその【オーラ】って・・

 

 

と、簡単にかたずけてはいけないのです。

 

 

マイケル・チャンコーチが

錦織選手に常に意識をさせる事

 

 

口を酸っぱくして植え付けようとしているもの

 

 

錦織選手が2014年に放ったこの言葉

【勝てない相手はいない】

 

 

この時の気持ちを取り戻してもらいたい

 

そこから

 

【負ける相手はいない】

 

と言う選手にまでなってほしい

 

 

マイケル・チャンコーチも

実力的に無理な選手には言わないと思います。

 

 

錦織選手ならば

可能性があるからこその言葉です。

 

 

今回の試合を見ても

テニスはつくづくメンタルスポーツだと感じました。

 

 

気持ちの持ち方で

結果が変わるのです。

 

 

 

錦織選手のように

本当に心からこちらの選手が勝って欲しい!

と、強く思って試合を見ると

 

 

メンタル的な緊張も伝わって

大切な場面が分かるようになってきます。

 

 

あなたもその観点から

テニスを観る事もトライしてみてください。

 

 

また別の楽しみが増えますよ。

 

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