今回は
【スライドフットワーク】です。
クレーコートシーズンに突入しており
もうすぐ全仏が始まります。
それに向けて
スライドフットワークのご紹介です。
読んで字のごとく
足を滑らせるフットワークです。
これだけでは
イメージが出来ないと思います。
●いつ滑らせるのか?
●何のために滑らせるのか?
●どうしてクレーコートで使われるのか?
こんな疑問を解決すると
スライドフットワークを使う理由が分かってきます。
◆いつ使う?
先ずは
【いつ滑らせるのか?】
これは
ボールが遠い時です。
ボールに普通に追いついたときは
スライドステップは使いません。
少し遠いとこから
かなり遠いとこまでのボールで使います。
◆何のために?
では
【何のために滑らせるのか?】です。
スライドステップは
文字通り足を滑らせるのです。
滑らせるという事は
【滑っている間は体が安定する】からです。
遠いボールを打ちに行く時は
体がブレやすいのです。
特に筋力が弱いとブレやすくなります。
その時のブレを軽減するために
スライドステップを使います。
もう一つは
体のヒッティング時の勢いを止めるためにスライドを使う時です。
これはすでに打った後ですので
早く戻りたいのですが勢い余って滑っている状態です。
これもスライドステップとなります。
◆どうしてクレーコートでは使われるのか?
ではどうしてクレーコートで
このスライドステップが見られるのかと言うと
【滑るから】です。
下が土のコートのために
シューズが滑るためにこのフットワークが使えます。
そしてこのスライドステップが使える事が
クレーコートでのラリーの長さにも繋がっています。
スライドステップが使えると
遠いボールが良く取れるようになります。
これがクレーはよくラリーがつながる原因にもなっています。
ハードコートは滑りにくいコートです。
しかしジョコビッチ選手は
良く滑ってボールを拾います。
これがジョコビッチ選手が
コートカバーリングがいい理由にもなっています。
◆一般プレーヤーは?
では、
あなたが普段プレーしているコートサーフェスは何ですか?
日本ではダントツでオムニコートが多いと思います。
オムニコートは
人工芝に砂を入れて作られています。
砂がの量にもよりますが
通常の砂が入っているオムニコートは
【滑ります】
つまり
オムニコートでのプレーは
スライドステップが使えると
遠くのボールに安定して入れ
かなり遠くのボールも取れるようになります。
つまり
スライドステップが使えると
オムニコートでは
ストロークに余裕が出るのと
特にシングルスでは
相手が使えない場合はかなり有利になるステップなのです。
こちらの動画にて
少しご紹介しておきますので
全仏の際にはこのスライドステップをチェックしてみてください。
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